電気通信主任技術者試験(伝送交換)合格した所感

 twitterで既に言ってますが、7月9日に実施されたH29年第一回電気通信主任技術者試験において、伝送交換の試験に合格し、総務省に申請の上、晴れて電気通信主任技術者(伝送交換)となりました。

 

 いろいろと落ち着いて文章が書ける程度に時間ができたのと、気が向いたので、試験についての所感でも書き残しておく。

 

 まず電気通信主任技術者とは電気通信事業を行う上で必要な資格である。

 下記の日本データ通信協会の試験ページで解説してあり、また法令データベースの電気通信事業法の条文に説明されているので興味がある方は以下を参照願いたい。

 

電気通信国家試験センター | 電気通信主任技術者とは?

電気通信事業法

 

 通信に係る国家資格としては上位に位置する資格であり、個人的には、実力を示すうえで情報処理技術者試験と同じようにいずれ取得したいと考えており、今回2回目の受験にて合格することができた。*1

 

 試験範囲は上記のリンク先をあされば書いてあるが、今回じゃ法規科目と専門科目の2科目受験を行い、

 

 法規に関して言えば、過去問と同じような問題が出るので、過去問何年か分を何周もすればとれるように思う。特に不正アクセス禁止法電子署名の法令はほぼ似たようなのしか出ないように感じた。

 専門に関しては、データ通信を選択した。この科目はコンピュータアーキテクチャ分野やTCP/IPのレイヤー4の部分に関する内容がこの科目だけ独自出題されるので、過去に応用情報技術試験をパスした経験や、実務や日頃の興味とマッチしていたからである。ほかの科目はざっと眺めただけで無線や通信電力は無理そうだったので、半ば消去法で決めてる。
 正直言えば、前回そこそこ勉強したけど科目合格に至らずなぜかほぼノー勉強であった伝送交換設備及び設備管理の科目が合格してしまい、難しさを実感していたので、今回の受験は法規の科目合格狙いで勉強していたため、手を付けていなかった。にもかかわらず合格点をとれてしまったので、まじめに受験している方々に申し訳なく感じたが、逆に業務経験が活きたんだと、ポジティブにとらえることにした。
 問題を見返してみるとGE-PONに関する話題が専門科目ではデータ通信にかかわらずホットなようで頻出であった。またOpenFlowなる単語が出てきたときにはこんな最近の話題も出るなんて……やられた!なんて考えてた。SDNに関する話題も出てきたがここは運で正解をある程度とれててよかったと思う。

 この資格について1つ申し上げておきたいが、勉強に使う参考書だがかなりマイナー資格なので情報所技術者試験のようにありふれてない。1冊あればいいほうというくらいない。また過去問は電気通信主任技術者試験のHPから過去4回分までアップされているが、それ以前が欲しい場合はこの資格唯一と言っていいクッソ高い過去問解説書を買わないといけないので覚悟してほしい。

 

 

電気通信主任技術者試験 全問題解答集〈2〉専門編〈16~17年版〉

電気通信主任技術者試験 全問題解答集〈2〉専門編〈16~17年版〉

 

 

 

伝送交換のほかに線路の資格があるがこちらは専門科目の過去問集が絶版している。

しかし、会社に入社して漫然と30になるころまでには取ろうと思っていたように思うのでかなりうれしく思う。

 次は線路の資格取得を目指すつもり。

とりあえず今年、資格をあとネットワークスペシャリストをうけて、ほかに余力があったらなにか受験検討しよう。

 その後は電験三種とか一陸とかとってこの業界でくいっぱぐれない程度に見た目すごそうになれればいいかな。

 

 

私は口ばかりのただの資格マニアなので技術面のインテリジェンスに過度な期待はしてはいけない(戒め)