ときめきアイドルについて思うこと
数々の2次元アイドルコンテンツが栄枯盛衰の中、一般向け美少女コンテンツの先駆けともいえるときめきメモリアルを作り出したKONAMIが満を持してリリースした「ときめきアイドル」について、数々のアイドルコンテンツ*1に手を伸ばし業界の肥やしと呼ばれた私が1日プレイして思ったところを書きのこしておこうと思う。
よくあるリズムゲームのようだが
ときめきアイドルについては数あるアイドルリズムゲームの1つではあるが、ほかに埋もれないような気になる要素がいくつか見受けられた。
3D映えするキャラデザ
キャラデザに関して言えば、KONAMIの美少女コンテンツは伝統的に大味でもなくエッジのきいた派手なデザインのキャラを使わない印象がある*2。
ときめきアイドルも私の中ではその例に外れない範囲で落ち着いたデザインではないかと思ってる*3。しかしそれは2Dのキービジュにあたるデザインであって、ゲーム内では常に3Dとなるがそこで抜群に良くなる。特に衣装チェンジなどでポージング、コミュで見せる表情は非常に3Dと親和性がよくデザインされているように感じた。
メロディアスライブ
私がプレイした限りでは、このゲームはただリズムゲームを行ってハイスコア、ポイント稼ぎをするだけではなく、このメロディアスライブがユーザの評価を分けることになると思っている。このライブは登場するアイドル全員が参加してライブするのだが、ユーザ操作はなく、オートでライブが演奏される。オートで行われるライブではユーザが操作しない代わりに、アイドルの調子によって判定が異なるのだ。アイドルの調子は普段のライブで育てておく必要がある。それだけではなく基本的に5列のノーツごとにアイドルが割り当てられているが、ライブ内でアイドルの交代が発生するため、特定のアイドル5人を育てるだけでは高得点につながらない、全員好調にしておくように育成から意識していないといけない。このあたりはトップアイドルを目指すといったアイドル育成ゲーム的なコンセプトが活きているのではと思う。
あふれるKONMAI感
まずこのよくあるアイドルリズムゲームが異彩を放つのはアプリのコンテンツダウンロード画面で流れる昔のKONAMIアーケードゲームおなじみモーニングミュージックあろうかと思う*4。
なぜこの曲をアイドルリズムゲームに採用したのか意味不明に感じるが、勝手な妄想としては以下の通り。
1に関していうとモーニングミュージックはかつてのKONAMIアーケード基盤起動時に流れるミュージックであり、このオマージュをすることでKONAMIが作ったゲームであることを主張しているようにも思った。このときめきアイドルに関して言えば枕詞にときめきを冠することから、かの有名なときめきメモリアルからの派生または後継という意味合いも強いのではないかと思う*5。私はときめきメモリアル自体はプレイしたことないが、ゲーム内に好感度システムのようなものがあるところが特にそう感じさせた。
2に関して言うと、この後登場するアイドルが「アイドルになってグラディウスの続編を作るんだ!」などといった主張をする井澄いずみ が登場したり、アイドルの衣装のモチーフが悪魔城であったり、グラディウスであったりもはや隠すつもりはないであろう。個人的にはこういうKONAMIファンサービス要素は嫌いではないし、全く昔のコンテンツを大事にしない*6KONAMIにおいてこういうネタを使う文化がまだあることにまだまだ捨てたものではないと思えるので良い。
楽曲提供:コナミ矩形波倶楽部
なんと、かつてKONAMIで数々のゲーム音楽を作りだしたコナミ矩形波倶楽部の楽曲が使用されている。現在活動していないが、こういったKONMAIのリバイバルは往年のゲームファンは期待していいのではと思っている。
自社の音楽部隊が楽曲提供どこかのコナミのライバル会社みたいだぁ
その他
リズムゲーム部分ではデレステとかナナシスのインターフェースに慣れてしまったので
両端のノーツをタップするときに、真ん中3つのノーツよりも上の位置にあるので
タイミングを見間違えることがあるのであまりいいUIではないかもしれない*7。
VRモードをためして見たいので適当なゴーグルが欲しい。
最後に
アイドルゲームにおいて割と重要なのは誰が推せるかであろう。
ゆえに私がとりあえずファーストインプレッションで推せるアイドルを何人か上げさせていただく。
- 田中フランチェスカ
- 月島美奈都
- 青山つばさ
- 真田小幸村
田中フランチェスカ(通称フラニー)、まじめな優等生キャラ、健康的な体つきで良い。CV和久井優はアイカツの氷上スミレちゃんを連想させる。アイカツからときめきアイドルに和久井優さんを追いかけていくという選択もありなのではと思っている。
月島美奈都はビジュアルではギャル系のアイドルのようだったが、音楽をするために入学してきてアイドルをやるとは想定していなかったようで、不安を抱えながら活動している。こういう第一印象と子なるギャップが出てるのはグッときた。ウェディングっぽい衣装姿が個人的に素晴らしかったのでみんなガチャを回した方がいい。
中の人も例に外れずマクロスの歌姫なので歌唱面で信頼できるし、最近デレマスのアイドルにもなった。アイマスで知った人も中の人つながりで手を出しやすいのではないだろうか。
青山つばさに関してはキャラのパーソナリティを把握していないが健康的な体つきで良い。CV青山吉能という中の人が声優アイドルなのでワグナーに(ry
真田小幸村という名前からして個性出してきているアイドルは時代劇が好きだそうで。
最大の特徴は小柄な見た目で3Dモデリングでものすごくないすばでーに見えるのだが気のせいではないだろうか?
なお、ときめきアイドルのシステムとして、アイドルのプロフィールは初期状態では非公開となっており、彼女たちの情報を得るためには彼女たちの好感度を上げなければいけない。つまり小幸村ちゃんの3サイズ知るためには頑張って好感度上げないと!プロフィール非公開をすべて開放したい欲にかられるのでいいゲームデザインしてますね!
まあ、私の意見を参考にするよりも実際に眺めて判断した方がいいと思う。